なんでもリサーチャー

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ルフトハンザで日本帰国時に感じた、日本のサービスへの違和感

お久しぶりの更新ですが、数ヶ月前にドイツから日本に帰国いたしました。

帰国時の飛行機内で、さっそく日本の洗礼なるものを受けたので、記事にしたいと思います。

 

今回はルフトハンザでドイツから日本に帰国した時に感じた、日本のサービスへの違和感についてです。ドイツと日本、どちらが良い悪いは人それぞれの考え方ですが、私の感じた気持ちを残しておきます。

 

ドイツの自由な文化が心地よい

ドイツ滞在中、言語の壁はあったものの、ドイツの自由な文化がすごく心地よくて、暮らしやすいと感じてました。

自由すぎて、何度かお店のサービスにイライラしたりトラブルになる事もありましたが、自由な考え方が子育てしやすいなと感じました。

ドイツでは、日本ような「ルールを守る」ことに対する執着のようなものがなくて、節度ある範囲で、ルールに余裕があるように思います。

お店のサービスとかではルールに余裕がある(要は非常にルーズってことです)のに、挨拶だけはしっかりしたり、バスの車内なんかでは、高齢者や子連れの人には、手を貸すことが当たり前に行われていたりして、「そうそう、これが本当に必要なルール設定だよね」とすごく納得したんです。

日本だとこれが真逆だなと思います。

お店の人のサービスはこれでもか!というくらいキッチリ決まっていて、不愉快なことってあんまりないと思うんですけど、逆に、バスの車内で座席を譲るのって、あまり撤退されてないと思うんです。

これが私にはずっと違和感で、ドイツのこーゆーとこ好きだなって思ってます。

 

ルフトハンザで受けた日本のサービスへの違和感

さて本題です。

私たちは、ドイツの某空港からフランクフルト経由で羽田に帰国しました。航空会社はどちらもルフトハンザでした。

 

まず、ドイツ某所からフランクフルトへの国内線での話。

2歳の子供を連れていて、私の隣の席に座席を取って座っていたのですが、着陸時のベルト着用時に怖くてぐずって泣いてしまい、抱っこしたんです。

それを見たドイツ人CAさんは、スッと子供用ベルトを持ってきてくれて、取り付けてくれて、無事着陸しました。

因みに、行きのドイツ国内線でも抱っこで眠っていて、子供用ベルトを着けていただけたので、普通のことだと思ってました。

 

次に、フランクフルトから羽田への国際線乗車時のことです。

案の定、着陸時にぐずってしまい、大泣きしていたので、抱っこしたんです。

日本人CAさんが最後のチェックに来て、ベルト着用を促されたので、子供用ベルトを貸して欲しいと伝えました。

すると、

「子供用ベルトは1歳半までです。失礼ですが、お子さんは2歳ですよね?もう1人で座れると思います。ベルトが着用をお願いします。」

と言われました。

そこまで言われたら、座らせねばと、無理やり席に座らせようとしましたが、子供はギャンギャン泣きじゃくり、明らかに迷惑をかけてました。

周りの方の目もあるし、子供も尋常じゃない泣き方で可哀想で、結局、私は自分のベルトの中に入れて抱っこして、そのまま着陸することになりました。

おわり

 

私の気持ち

確かに、安全上、子供用ベルトは1歳半までという決まりなんだとは分かります。

でも、実際に私の子供は1人で座れないと泣きじゃくっていて、誰が見ても「これはもう1人では座らないな…」って状態でした。子供用ベルトを借りられなかったら、完全にベルトなしで着陸する事になります。

なんか、これってどうなんでしょうか。

特に、一番辛かったのは、「失礼ですがお子さんはもう2歳ですよね」っていう、冷たい日本人CAさんの一言でした。

安全管理が彼女の重要な仕事だとは認識してますが、物の言い方ってありますよね。ましてや、2歳の子供相手にです。

成長や感受性の個人差ってありますから。

しかも、ドイツ国内線では普通に貸してもらえていた事も、私のモヤモヤポイントでした。

 

日本人CAさん個人が悪い訳ではなくて、日本の方が会社として厳しくルールが決まっているという結果だとは思うのですが、今思い返しても、あの時の日本人CAさんの対応が正しいとは思えなくて、すごくモヤモヤしています。

 

この一件で、やっぱり日本はルールに厳しくて、融通が効かないサービスなんだと感じました。ドイツだって、良いところばかりでは無いけど、この件は、私の中で日本とドイツの違いを説明するのにすごく分かりやすい例だなと思った。

 

後記

今回、この記事を書くにあたって、同じような経験をした方がいないかと、ネット検索したら、2004年に発言小町で同じことを質問されてる方がいました。

https://okspi.yomiuri.co.jp/reader/view/topic.jsp?tpid=007878&g=09

 

うんうん、分かる分かる!

って見てたら、すんごい叩かれてる(汗)

「着用は義務だから、泣き叫んでも座らせるべき」

って意見は分かるのですが、

「躾がなってない」

という、意見の多さに驚き。

だってさ、2〜3歳だよ?

しかも、何もなくて泣いてたんじゃ無いよ?着陸時の雰囲気とか音とか、10時間越えの長距離フライトの疲れとかからくる、愚図りだよ??

え、普通に子育て世代の方ならあるあるよね???

子育てしてない人の発言ならまだしも、「うちの子はそんな時に泣きません!」って意見が多過ぎないですか…?ただただ怖い。。。

多分、今なら躾云々のことは議論されないよね。逆にバッシングされそう。

2019年現在、2004年の頃よりも、断然子育てしやすい環境になってると思いました。

あと発言小町内でも「子供用ベルト借りられますよ?」って回答している方がいますし、やっぱり航空会社やCAさんによる違いなのかな。

 

最後に改めて私の意見は…

やっぱり私は子供用ベルトは貸すべきだったと思います。

2〜3歳の子なら、それでも乱気流時の衝撃はある程度は回避できるし、何もしないよりはマシだと思う。

しかも「子供用ベルトを貸してほしい」という申し出に、「貸さない」という選択肢はやっぱり無いと思う。色々トライした上で、どうしても着席させられないから、最後の手段として頼んでいるので、親的には、自己責任でよいのでお願いしますと、藁にもすがる思いで頼んでます。

これを貸してもらえないとなると、ベルト未着用となって、さらに危険だとならないのだろうか。

日本の航空会社でも、もう少し子育てに寄り添ったサービスを考えて欲しいと思いました。

 

以上、今回はただの独り言でした。